IT運用の現場では、企業内に多種多様な機器が混在しており、それぞれに異なる管理ツールや運用方法が必要となるため、運用負荷が増大しやすいという課題があります。
そのため、ネットワーク機器、セキュリティ機器、サーバー、さらにはIoT機器や設備監視機器までを一元的に管理できる統合運用基盤が求められています。
例えば、ある企業では、電力供給の不安定や週末の保守作業に伴い、機房の電源をUPSへ切り替える運用が行われています。
しかし、UPSの供給電力には限りがあるため、電力復旧が遅れた場合、バッテリーが枯渇し、システムやデータベースが異常終了・再起動を繰り返すリスクがあります。
こうした状況は、ハードウェアおよびソフトウェア双方に深刻な影響を与える可能性があります。
N-Partnerの運用基盤は、ネットワーク機器、セキュリティ機器、サーバー(Windows/Linux)、IoT機器、さらにはUPSを含む設備監視まで一元的に管理することが可能です。
例えばUPSの電力残量に応じて、以下のような段階的な自動制御を実行します:
・電力残量が50%を下回った場合:IT管理者へアラート通知
・残量が40%を下回った場合:MailサーバーおよびWebサーバーを自動停止し、消費電力を抑制
・残量が10%を下回った場合:さらにDNSサーバーおよびデータベースサーバーを自動停止し、システム全体への影響を最小限に抑制
その結果、電力消費を抑制しながら、システムへの影響を最小限に抑える運用が可能となります。
このような自動化運用により、IT管理者は企業内の各種設備およびシステムを効率的に管理できるようになり、障害による業務影響の低減と安定運用の実現に寄与します。
N-Partnerの技術基盤
N-ReporterおよびN-Cloudは、SNMP、Flow、Syslogといった主要なネットワーク管理技術および各種ログ分析を統合したIT運用基盤です。
これにより、ネットワーク監視、トラフィック分析、ログ管理を個別に導入する必要がなくなり、複数ツールによる運用負荷とコストを抑えつつ、一元的な運用管理を実現します。
また、これらのデータを相関分析することで、障害解析のための判断材料を提供するとともに、過去のログおよびトラフィック傾向をもとに動的なベースラインを構築します。
異常発生時にはリアルタイムで検知し、アラート通知や自動遮断を行うことで被害拡大を防止します。
さらに、これらの処理はAI技術により自動化されており、従来必要とされていた個別のしきい値設定を不要とし、運用の効率化と負荷軽減を実現します。

